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利用規約

利用規約についてこんなお悩みはありませんか?

利用規約の作成は、特に小規模なビジネスオーナーやスタートアップ企業にとって共通の課題です。まず、多くの方が法律の専門知識がなく、そもそも利用規約をどのように書き始めればいいか分からないことが多いのではないでしょうか。また、自社のサービスが特殊であればあるほど、自社のサービスに特有のリスクや条件をどのように規約に盛り込むかは難しい問題です。その上、利用者に分かりやすい内容となるように工夫したり、必要に応じて内容を更新したりするなど、作業は膨大です。以下では利用規約の作成やチェックについて弁護士に相談するメリットをご紹介いたします。

利用規約を弁護士に相談するメリット

メリット① 法的トラブルの回避にむけた利用規約の作成

弁護士は法律の専門家として、特定の業界やビジネスモデルに適用される法律の複雑な要件を理解しています。この専門知識を利用することで、ビジネスが法律に違反することを未然に防ぐことができます。

メリット② エンドユーザーへの対応を考慮したトラブル回避

利用規約を利用者に分かりやすく提示することは、ユーザー体験を向上させ、利用者がサービスの規則や条件を理解しやすくするために非常に重要です。しかしながら、作成者に法的知識がないことも相まって、ユーザーに過度に不利な規約を作成してしまったり、不必要に複雑難解な利用規約を作成してしまい、ユーザーから反発を受けたり、利用規約としての適法性を維持できないなどのトラブルの発生が予想されます。法律の専門家である弁護士は利用規約として必要な内容を選別し、利用規約としての有効性を損なわない形で一般ユーザーに分かりやすい利用規約を作成することができます。

メリット③ トラブル対策に向けた対策のご提案

利用規約に関するトラブルは、ユーザーの不満や誤解から訴訟に発展することもあり、ビジネスにとって大きなリスクです。このようなリスクを回避するためには、①利用規約として必要な要素を簡潔かつ明確に表現した利用規約の作成、②ユーザーが適切に利用規約へ同意できる仕組みの構築、③法律やビジネスモデルの変更に伴う、利用規約の定期的な見直しとユーザーへの適時の通知など、トラブル回避のために一貫したサポートをご提案させていただきます。

当事務所における利用規約の作成・チェックに関する対応実績

事例① ~ネットで拾った利用規約は安全ではない~

概要

介護施設を運営する企業様から自社で新たなサービス提供(入居施設のあっせん)を開始し、これにあたって自社サイトで掲出する利用規約の内容についてチェックしたいとのご相談をいただきました。企業様側で利用規約の案文を作成していましたが、他社の類似サービスで使用されている利用規約をコピーアンドペーストするなどして作成されたようで、ペーストした内容が自社でそのまま利用しても問題ないのかについて不安を持っておられました。

当事務所の弁護士が対応した内容

いただいた利用規約は法的リスクを回避するには不十分な状態でした。例えば、利用規約全体で表現が統一されておらず、それぞれの条項で何を記載しているのか不明確な箇所が散見されました。このような状態では利用者にとって分かりやすい利用規約とは言えません。想定したとおりの効果が発生せず、想定外のリスクに侵される可能性があります。そこで、当事務所では企業様から子細にビジネスモデルの内容を伺い、当該ビジネスモデルや企業様が実現したい内容を把握した上で、これに沿った内容の利用規約となるよう適宜表現を修正するなどして法的にリスクのない利用規約に修正しました。

事例② ~複雑になりすぎた利用規約をシンプルに~

概要

薬局を複数店舗運営する企業様から自社で使用しているシステムを他社薬局向けに販売展開することになり、利用規約を作成したいと相談されました。担当者の方が、自社の他サービスの利用規約やネットで拾った利用規約を参考にして、途中まで作成していましたが、分量が多くなりすぎ、かつ構成が複雑になりすぎていたため、当事務所に相談が寄せられました。

当事務所の弁護士が対応した内容

まず、サービス内容を詳細に聞き取り、いただいた利用規約から不要と思われる項目を削除していきました。各規約間や各条項間で矛盾している箇所や言葉の不統一感も整理していきました。
さらに、利用規約の条項を巡る意見交換をするうちに、担当者の方も未検討であった事項が明らかとなり、サービス内容の組み立て方について頭の整理ができたと満足していただきました。

事例③ ~利用規約修正に応じるべきか?~

概要

既に利用規約を運用している企業様(介護事業所を運営)から、使用している利用規約について、サービス利用希望者から利用規約の規定の修正の要望があり、修正した内容を元に個別契約を締結して欲しいと言われているとのご相談を受けました。

当事務所の弁護士が対応した内容

利用規約についてはユーザー側の要望に応じて個別の修正に応じる場合もありますが、サービスの内容や規模、当該ユーザーの重要度により、そのような要望に応じるべきか否かは慎重な検討が必要です。ユーザー側の要望は損害賠償に関する条項の緩和や契約解除に関する条項の削除などが主な内容であり、個別的に修正するにはリスクのある内容でした。利用者も多数に上る事業でしたから、個別の修正にはその後の管理が煩雑になるという問題点もあり、利用規約の修正についてはお断りするべきとアドバイスしました。

当事務所におけるサービス内容

利用規約のチェック

利用規約のチェックを受けることは、いざというときに利用規約が取引内容として効力を維持するために欠かせません。当事務所では、利用規約が現行の法律や規制に準拠しているかの確認、法的なリスクを防ぐために必要な条項が漏れていないか、一般ユーザーに分かりやすい言語で書かれているか、特定の業界やサービスに適用される追加的な法的要件や業界基準が反映されているかなどを確認させていただきます。利用規約のチェックを受けることで、ビジネスは法的リスクを最小限に抑え、ユーザーからの信頼を得ることが期待できます。将来的な訴訟や法的問題に関わるコストを節約することにも繋がりますから、利用規約のチェックを受けることを積極的にご検討下さい。

利用規約の作成

利用規約の作成を弁護士に依頼することは提供しているサービスについて利用者との法的関係を明確にし、企業自身を法的なリスクから守るために非常に重要です。  利用規約の作成にあたっては、まず、企業様のビジネスモデルを深く理解することに努めます。貴社のビジネスモデルに適用される法律や規制が何であるかはビジネスモデルの実態を正確に把握しなければなりませんから、当事務所では企業様とのコミュニケーションを特に重視いたします。このような過程で把握された法律、規制、標準などを考慮に入れた上で、利用規約を作成させていただきます。作成された利用規約は標準的な内容はもちろん、特定の業界や市場の特性を考慮した内容を適切に反映させていただきます。

顧問契約による定期的な見直し

顧問契約を締結いただいた企業様には法律の変更、ビジネスモデルの進化、市場の動向などに応じて、利用規約を定期的に見直すサービスも提供いたします。この継続的なサポートを受けることによって、企業様が常に最新の法的要件を満たしていることが可能です。

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